葉山通信
2011年4月・記

 「えっ!? うそ! 何でセルゲイエフ先生がこの舞台で踊ってるの!? もしかして客演!?」
 それはマラーホフ率いるベルリン国立バレエ団日本公演「チャイコフスキー」の舞台観劇での感激の瞬間でした!
 チャイコフスキーの分身役を踊っていたプリンシパルのヴィエスラフ・デュデックさんはまさにセルゲイエフ先生のイメージを具現化したお姿!
 穏やかな面差しに長身で均整のとれた美しい肢体。しかもマラーホフとの見事に一体化したデュエットはどのシーン、どのステップをとっても思わず心が騒いでしまうほど官能的!(いいのか、こんなにセクシーで! こんなにこんなに寝技の振付ってあり!? パートナーに惚れてしまわないの?)―― と一人、心の中で叫ぶことしきり。一瞬にして“分身”を踊る彼のオーラに惹きつけられてしまったのです。
(SWANの中でセルゲイエフ先生がますますセクシーになっていきそう……)
 その夜は何だか永い間、心のどこかで探し求めていた大切な人にやっと巡り会えたような……心が満たされてた幸せなひとときを過ごすことが出来ました。
 これからのデュデックさんとかけがえのない人生のパートナーである中村祥子(SHOKO)さん、お二人の活躍がとても楽しみです。

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