葉山通信
2006年11月・記

 夏にアラスカに行ってきました!
 空気が素晴らしく澄んでいるせいか自然界の色や香り、音などが驚くほど冴えわたってこちらに届くんです。
 木々の緑ってあんなに綺麗だったの!?あんなに遠くの音がここまで聴こえてしまうの!?この花の香りは一体どこから香ってくるの!?もう感動するばかりでまるで身体中の感覚がフル回転しているようでした。その上、氷河が溶けて流れこんだ水の不思議な色ったら!?この世のものとは思えない神秘的なブルーで、「どうしてあんな綺麗な色なの!?」ここでも疑問符が飛び交うばかり。面白かったのは流氷の上でお昼寝しているあざらしの家族や、水面に浮かぶラッコの団体。クルーズ船上の私達をボーッと眺めているさまがそれはかわいくて!
 今度はぜひ厳冬のアラスカを訪れてオーロラを見よう!などと思わず身のほど知らずの決心をしてしまった私でした。(ちなみに、やっぱりダウンジャケットも持って行って大正解でした!)
 さて、12月にはいよいよ『まいあ Maia』の第1巻単行本が出ます。いっぱいお手紙をいただいて、いつもいつも応援してくださって本当にありがとう!「サイン会」?の企画も出ているようなので、もしかしたらどこかでお会いできるかも!?
そして来年には『SWAN―白鳥―』の「愛蔵版」が出版されます。永い間、我慢強く待っていてくださった読者の皆様、本当に本当にお待たせしました。私自身、今回の出版はとても心待ちにしていて、やっと実現したというわけです。
 とにかく何度も版を変えて出している作品なので、再度買ってくださる皆様に感謝の気持ちを込めて、今回の「愛蔵版」にはこれまでになかったものを書きおろしで入れたいと企画中です。楽しみにしていてくださいね。

平凡社のトップページへ | プライバシーポリシー | オンラインショップご注文方法